今までは貯金ひと筋で両親から投資には手を出すなと言われてるんだ。
元本保証がないと不安よ。
分かります、投資って失敗すると大損をするイメージがあるよね。
こんにちは!かめさんです。
本記事は、貯金だけでは不安なのわかるけど投資をするのも不安という方へ、『心の持ち方』が分かります。
老後資金を積立貯金で貯めたり、少しでも利子でお金を増やすために定期預金が自分にとって合っているのか判断したい人にぜひ読んでほしい内容です。
早速、見ていきましょう。
これからご紹介するお話、タルムードの一説『難破船と3人の乗客』を読むとあなたの考え方が変わるかもしれません。
それではお楽しみください。
難破船と3人の乗客
広いひろい海の上を航海している帆船に3人の乗客がいました。
ところが突然、大嵐に巻き込まれ難破した帆船は、フルーツがたわわに実っている無人島に流れ着きました。
しかし帆船の損傷は酷く、しばらく修理を行うことになりましが、いつ終わるかはわかりません。
数日にわたって食事もろくに摂取していない状況で、空腹に我慢できなくなった3人の乗客は、島の奥に見えるたわわに実るフルーツを取りに行こうと考えました。
乗客のAさんは、修理がいつ終わり出航するか分からないのが不安で、おなかは空いてるが、島に取り残されたら大変だと考え、船に残りました。
乗客のBさんは、島に降りて船が見える範囲のエリアで、フルーツを探しながらこつこつ食べて空腹を少しづつ満たしていきました。
最後の乗客Cさんは、そんなすぐに船の修理は終わらないだろうと考え、おいしそうに実っているフルーツを食べながら島の奥に入っていき、船が見えないところまで来ましたが、まだまだ大丈と思い、奥に実るおいしそうな大きな実を次から次へと食べ続けました。
あなたはどの乗客と同じ行動をとりますか?
Cさんは、お腹いっぱいになって船が停留している場所に戻ってきた時には、すでに出港した後で、島に取り残されてしまいました。
Aさんは、船の中で寝とまっていたので、船に乗ってました。ですが、出航してしばらくした後、残念なことに栄養質素で亡くなってしまいました。
Bさんは、船の修理が終わる様子をみて、急いで船に戻りました。
なんとか空腹を満たせるほどのフルーツを食べることができて出航にも間に合い、無事に故郷へ帰ることができました。
タルムードとは
いかがでしたか。
実際の生活やビジネスでとても役立つ考え方で、『適正なリスクの取り方』が学べたのではないでしょうか。
- GooGle創業者 ラリー・ペイジとセルゲイ・ブリン
- FaceBook創業者 マーク・ザッカーバーグ
お二人のように、ユダヤ人で有名な方は多いですよ。
ユダヤ人は世界の人口の0.25%にもかかわらず、ノーベル賞受賞者の20%以上がユダヤ人です。
難破船と3人の乗客は、お話は、そんなユダヤ人の成功哲学署『タルムード』からの引用です。
ユダヤでは、幼い子供の時から母親が寝る前に読み聞かせて、このシーンではどうするの?と繰り返し尋ねながら読み進めていくそうです。
ユダヤ人ってすごいな。
子供の時から、根本的な部分から考える姿勢を教わっていたんだね。
難破船と3人の乗客を資産運用の視点で考察
今回、乗客が船を降りてフルーツを取りに行く顕在的なリスクは、
- 出航に間に合わない
- 島の奥で何が起こるかわからない(迷子になったり、獣に襲われたりするかも
逆にリターンは、
- フルーツを手にして空腹を満たせる
難破船と3人の乗客の話を、資産運用に例えて考察しました。
<表1:乗客タイプ>※スマホは横スクロールできます。
タイプ | 行動指針 | |
乗客A | 貯蓄型 | リスクを恐れ行動に踏み出せない |
乗客B | 投資型 | リスクコントロールし、余剰資金でこつこつ投資 |
乗客C | 投機型※ | リスクを恐れず、全資産を一気に投資へぶちこむ |
乗客のAさんはリスクをとらないことが安全と考えたのでしょう、結果は栄養質素になり亡くなってしまっいました。
目の前の危険に必要以上に恐怖し、その先のリスクに考えが及んでいないパターンですね。
Aさんの考え方を資産運用にあてると、以下3つのリスクがあります。
- 年々税金が上がっていく
- 物価上昇によるインフレでお金の価値が下がる
- 貯金は銀行という1点で資産運用し分散になっていない
物価上昇とは具体的に言うと、20年以上前の話ですが、私は当時部活で昼ご飯にパンを4つ買っていましたが、おおよそ500~800円で購入出来ました。
現在パンを4つ買うとどうでしょうか?1000円超えますよね、塩パンロールに変更して節約したくなりませんか。
パンの事例のように同じ金額のお金を持っていても、20年後の価値が変わってしまいます。これがインフレ物価上昇のリスクです。
乗客のBさんは、
- 出航に間に合わない
- 島の奥で何が起こるかわからない
これら2つのリスクを考えながら、
- 空腹を満たすリターン
リスクとリターンのバランスで状況を良く考えています。
『リスクコントロール』がしっかり考えてます。
適正なリスクをとりつつも、少額でこつこつインデックス投資の積立NISAを行っている印象でしょうか。
乗客のCさんは、大きなリターンを得るために多大なリスクをとっています。
- フルーツをたくさん手に入れるために、
- 船の修理は終わらないから奥地まで行っても平気
Cさんの考え方は、リスクが許容を超えていますね。
仮に、
- 船が出航しても、このフルーツの実る島で生活する
- 船が出航しても筏を作って故郷へ戻ってみせる
という考え方であれば私はありかなと考えます。
しっかりと自分にリスクが許容できるかが大切です。
想像できないと、大失敗のもとになりますので手を出さないことです。
BさんとCさんの境目はみなさんの価値観とも言えるでしょう。
慎重になりすぎても、大胆になりすぎても失敗するんだ。
改めるわ。
まとめ
難破船の乗客の行動は、資産運用の世界では重要な考え方だと思います。
日本では、20年以上前までは貯金で10%の金利があり資産運用としては悪くはありませんでした。
不安な時は、信頼できる両親に頼ってたよ。
私もそうでした、障がいを持つ身としては普段生活する上で健常者より不安を抱く心が大きくなると思います、そこで一番信頼できる両親の意見というのがこれまでの行動につながってきました。
過去の金利が物語るように、両親世代が実施していた資産運用は間違いではありません。
当時は当時のやり方がありました、貯金しておきなさいっ、投資は危ないからと言われたのも良く分かります。
ただし、今は時代が違うということを知り、現代経済に適した行動を『自身で考える』ことが重要です。
みなさんが楽しく豊かに暮らすには、社会の発展は欠かせない材料だと思います。
我々でもそんな社会の成長に投資するのはいかがでしょうか、めぐりめぐって我々にリターンも返ってきます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
楽しく豊かな暮らしの一歩を踏み出しましょう。