投資をはじめてみたけど、貯金とのバランスが知りたいんだ。
このような悩みを解決します。
こんにちは!かめさんです。
まず、下記の表<一般家庭の家計構成>をご覧ください。
現金・預金 | 株式・投資信託 | 保険・年金 | |
日本 | 54% | 14% | 32% |
米国 | 14% | 51% | 35% |
欧州 | 35% | 28% | 37% |
米国での投資比率が51%に対して日本は14%です。
日本人は他国と比較して、比率がかなり貯金にあることが分かります。
何故だと思う?
小さい時からそう教わったからだよ。
日本人の貯金割合が多い理由
- 戦後における国家の貯金を推奨する風土
- 日本人ならではの和の心でみんな貯金だから私も的な
- 学校での学ぶことがない、金融リテラシー問題
- 元本保障LOVE
日本の歴史を調べると貯金の割合が多くなった理由は明らかですね。
『心にゆとりを持った投資』が出来る、具体的なな手法を3つ紹介します
生活事情や価値観により異なりますので、自身に合う最適な方法を見つけていきましょう
投資と貯金の割合を考える理由
比率を意識しないと資産のバランスが偏ります。
投資額の割合が高くなるケース
全資産が株式などの投資となり、リーマンショックのような50%以上の大暴落が起きた場合一時的に資産が半分以下になります。
そんな時に、生活に必要なお金が収入で補えなくなった時に投資分から引き出そうとすると大損をしてしまいます。
もっと言うと、インデックス投資のS&P500など20年の長い期間でみると、投資したお金が増えていくことは歴史という実績が証明していますが、
暴落時に投資に全額をつっこんでいると、安い時に投資へ資金を追加できないし、
もっと下がったらどうしようと精神的に耐えることが難しくなり狼狽売りの原因となります
投資はマインドとの戦いも少なからずありますので、ご自身の適正なリスクの取り方が重要です
貯金の比率が高くなるケース
毎月10万の余剰資金が入ってくるにも関わらず、割合を気にせず毎月1万円を投資していくと、毎月9万は銀行口座に残ってしまいます。
インフレリスクを引き起こしお金の価値減少の打撃を多分に受けることになるでしょう。
投資と貯蓄のバランスが重要なことがお分かりいただけたところで、これから具体的に良く使われるz手法を3つ紹介します。
みなさんの生活事情や価値観によって考え方が異なると思いますので、全ての事例を知ったうえで『心にゆとりが持てる』やり方を決めていきましょう
それでは具体的な手法を解説していきます。
手法1『生活防衛のお金を3ヶ月分確保する』
生活防衛のお金として毎月の支出の3ヶ月分の貯金を確保しておき、残りを投資していくやり方です
みなさんの生活事情や暮らしのスタイルに応じて
- 家のローンや家賃
- 毎日の食費や生活必需品
- 子供やご自身の習い事や趣味
などなど、収入が万が一なくなった時に持ち直すまでのために3ヶ月を確保しておくという理論です。
では具体的な例を挙げてみます。
独身40歳、貯金100万円、収入18万円のケース
毎月15万円が生活に必要であれば、3ヶ月分で45万円の生活防衛資金を確保。
貯金100万円から引いて55万円と毎月の収入からは3万円が差額なので、
ほうほう。
- 貯蓄から、55万円を5等分し11万円とします
- 収入面は、18万から15万円を引くと、毎月3万円の投資が可能なので、
- 初回投資月~5ヶ月までは14万円/月
- 6ヶ月目以降は3万円/月
まとめると、生活防衛資金として普段の生活に必要なお金を3ヶ月分貯金として確保した上で、残りの資金を投資に回していく手法です
手法2『年齢=貯金率』とする
へ?
分からないかい。
独身40歳、貯金100万円、収入18万円のケース
年齢が40歳なので、投資率が60%、貯金率40%ですね。
- 貯金は100万円あるので、60万円を投資、40万円を貯金として残し、
- 毎月の収入から余剰分は3万円なので、30,000×60/100=18,000円を投資。
毎月の収入からの投資額18,000円、貯金からの60万円を5等分した12万円を加えます。
- 最初の5ヶ月は138,000円/月、
- 6ヶ月目以降は12,000円/月となります
『年齢=貯蓄額』の手法は、年齢を重ねたり、資金が増えるほど生活防衛資金が増える仕組みとなります
手法3『投資の神ウォーレン・バフェットの教え』
結論!生活防衛資金0円で全て投資に回す手法です。
具体的に言うと、
インデックス投資やETFで利用できる米国ファンドのS&P500に90%、債券に10%という方法です。
資産がとてつもなく多い方の考え方なので、我々庶民にこの手法はすこし危険で難しいかもしれません。
ウォーレン・バフェットは長者番付でも出てきますし、みなさんも名前くらいは聞いたことがあるとおもいます。投資の神と言われるくらい、自分自身でアクティブ運用してきて、莫大な利益を生み出してきた方なので、その人から見るとS&P500のようなインデックス投資はとても安全・安心な手法なんでしょうね。
以上で貯金と投資額の比率について、3つの手法を挙げてきました。
投資未経験者の第一歩として、積立NISAを活用しながら、貯金と投資額の割合を考えていくと良いかなと思います。
まとめ
ここまで、貯金と投資額の割合を具体的な事例をもとに3つ案内してきました。
- 手法1『生活防衛のお金を3ヶ月分確保する』
- 手法2『年齢=貯蓄率』とする
- 手法3『投資の神ウォーレン・バフェットの教え』
手法1~3を完全に真似するのではなく、自身の生活事情、価値観に合うものから選び、
自分なりの最適な『投資と貯金の比率』を考えた運用をみつけることが非常に大切です。
投資額が大きいと暴落時の恐怖というのは慣れていない人にとっては、半端じゃないくらいメンタルが削られます。
米国の株価指数 、最強と言われるS&P500でもリーマンショックやコロナショックで30~50%以上もの一時的な下落を伴っています。
将来の豊かな暮らしへ向けての参考になれば幸いです。
それでは、次回の記事でお会いしましょう!