『積立NISA×インデックス投資』商品をロジカルに比較する4つの方法

いそえ

銀行や証券会社に言われるがままに投資商品を買ってるけど超不安ざます

さばきち

積立NISAを初めてインデックス・ファンドの購入がおすすめと聞いてるけど、何を頼りに選べばよいのか教えてくれる??

かめさん

投資信託選びは投資を始めるステップで本当に大切なポイントですね、しっかり説明していきます。

こんにちは!かめといいます。

積立NISAで投資信託商品の種類をロジカルに選ぶポイントは4つ

  • 運用手数料(信託報酬)
  • 純資産額
  • 分散地域
  • 運用利益

本記事をお読みいただくと、積立NISAを行うのにインデックス投資が良いと理解された人に向けて、最後のステップでかつ一番大切な商品選びのポイントを押さえていきます。

<かめさんの資産運用ポートフォリオ>

かめさんの資産ポートフォリオ

上記の表は資産運用の銘柄をどのように考え分散投資していくかの例です

戦略は大きく2つに分かれます

  • 分散:リスク資産と安全資産に配分する
  • 期間:コアとサテライト戦略に分けて投資する

分散:リスク資産と安全資産に配分する

資産を値動きが異なるものに分散投資し、リスクを最小限にする考え方です、鶏のたまごを1つのかごに入れていると、そのかごを落下させるとすべての卵が割れるというたとえがありますね

期間:コアとサテライト戦略に分けて投資する

コア・サテライト運用とは、中長期で安定的に運用する『コア』と、短期で積極的に運用する『サテライト』を分けて考える投資戦略です

かめさん

サテライト戦略は、楽しむという観点で、例えば以下のような考え方があります。

  • 大戸屋の株を保有し株主優待を得る
  • イーロンマスクの性格は気に入らないが考え方や将来性に惹かれテスラ株に
  • 値動きはウルトラハイパーな動きをするが現最高峰の技術であるDeFiで日複利を楽しむ

とはいえ、今回は投資未経験者向けに『つみたてNISA×インデックス投資』の範囲となりますので選択できる投資先は限られていますが、銘柄選びの基本としてポートフォリオをご自身でイメージしながら選んでいくことが重要になりますのでうっすらでよいので覚えておくと良いでしょう

かめさん

いつか自分なりのポートフォリオを作成してくださいね!

こんな人におすすめ

  • つみたてNISAの投資先に迷っている
  • 銘柄選びの考え方を知っておきたい

それでは、『つみたてNISA×インデックス投資』=『コア×リスク資産』の選び方を見ていきましょう

併せて読みたい記事:
つみたてNISAやインデックス投資の意味から知りたい人はこちら

目次

目次

インデックス・ファンド選びで抑えるべき4つのポイント

  1. 運用手数料(信託報酬)
  2. 純資産額
  3. 分散地域
  4. 運用利益(過去の実績)

初めての方がチェックすべきは4つ、『運用手数料』『純資産額』『分散地域』『運用利益』と考えます

運用手数料(信託報酬)

運用手数料(信託報酬)は銘柄を保有している間はずっと発生する手数料のことです、こちらは投資信託特有のものとなります

ネット証券会社であれば、信託手数料0.21%以下が基本なのに対して、銀行や証券・保険会社の窓口では1%以上の案件が多数あるのが特徴です

優良ネット証券であれば売買手数料は無料ですので、この運用手数料を確認するのが銘柄選びの基本となります

純資産額

各ファンドに集まっている資金の合計、投資している皆さんからどれだけお金を集めているかです

こちらの数値は、大きいほど投資家に信頼されている、歴史があると言えるでしょう

同じ販売金額であれば、私が作った家より、積水ハウスやパナホームのような資金力(信頼性)がある所が売っている家を購入するほうが安心しますよね?かめさんが作った家だと台風や地震で崩壊しちゃうんじゃないかとか、ぼったくられるんじゃないかと不安がつきまとう、そんなイメージです

分散地域

インデックス・ファンドは、株式の集まりのようなものに投資するのですが、

・その集まりが債券なのか株式かの種類
・どこの地域、エリア範囲なのか
・どれくらいの企業や国の集まりか
・またどこの業界がどの割合で入っているか
など様々な括りがあるのです

にわとりのたまごを一つのかごに入れて、有事の際にたまごを割る個数をすこしでも減らしたいですよね、そんなときのためにつみたてNISAのインデックス投資で可能なのは地域の選択での分散となります

分散地域の例

  • 全世界
  • 先進国
  • 新興国
  • 米国
  • 日本

株式か債権かの選択もしくは両方持つこともできますが、つみたてNISAの非課税メリットの恩恵を最大限に生かすつみたてNISA枠では『株式』をおすすめします

運用利益(過去の実績)(利益)

実績を確認するのは当然のことなのですが、大事なポイントですよね

つみたてNISAで基本となる20年投資、そのために運用利益はどのような実績だったのかはしっかり見るべき重要なポイントとなります

これら4点を踏まえ、インデックス・ファンドをどのように比較すればよいか見ていきましょう

運用手数料・純資産額・分散地域・運用利益の4点をロジカルに比較

まずこの4点を抑える前に、インデックス・ファンドには各社が出しているシリーズというものをみていきましょう

<表1:全世界シリーズ別一覧(2021/7/30)>

スクロールできます
ファンド名称運用手数料純資産額(億円)
SBI・全世界株式インデックス・ファンド
0.1102%

299.17
2eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)
0.1144%

2359.3
3ニッセイ世界株式ファンド(GDP型バスケット)
0.1144%
×
6.56
4 たわらノーロード全世界株式
0.132%
×
8.14
5楽天・全世界株式インデックス・ファンド×
0.212%

1098.47

たくさん各社のインデックス・ファンドのシリーズがありますが、純資産額と運用手数料の観点から優良と判断した5つの全世界の銘柄を比較してみました

いかがでしょう、ほぼ同じ全世界の株価を集めたインデックス・ファンドであるにも関わらず『純資産額』や『運用手数料』に違いが出ています

では次に、『純資産額』が一番集まっている人気の eMAXISSlim シリーズを様々な種類の銘柄で並べてみて4つのポイントを見ていきます

<表2:4つのポイントを抑えたeMAXISSlimシリーズ一覧(2021/7/30)>

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ファンド名称分類 運用管理費純資産(億円)リターン年率(6ヶ月)リターン年率(3年)
eMAXISSlim先進国株式インデックス先進国株式0.1023%2321.5248.31%14.89%
eMAXISSlim国内株式(日経平均)国内株式0.154%141.96-1.49%8.23%
eMAXISSlim先進国債券インデックス先進国債券0.154%285.426.26%4.32%
eMAXISSlim国内債券インデックス国内債券0.132%138.321.18%0.57%
eMAXISSlim新興国株式インデックス新興国株式0.187%667.053.10%7.44%
eMAXISSlimバランス(8資産均等型)バランス0.154%1058.4220.98%7.46%
eMAXISSlim全世界株式(除く日本)全世界株式0.1144%752.2741.05%13.88%
eMAXISSlim国内株式(TOPIX)国内株式0.154%351.9312.78%4.59%
eMAXISSlim全世界株式(3地域均等型)全世界株式0.1144%37.920.02%9.06%
eMAXISSlim先進国リートインデックス先進国REIT0.22%102.2462.99%
eMAXISSlim国内リートインデックス国内REIT0.187%84.741.52%
eMAXISSlim全世界株式(オール・カントリー)全世界株式0.1144%2359.339.05%
eMAXISSlim米国株式(S&P500)米国株式0.0968%5490.651.26%17.02%

運用手数料

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1eMAXISSlim米国株式(S&P500)0.0968%
2eMAXISSlim先進国株式インデックス 0.1023%
3eMAXISSlim全世界株式(オール・カントリー)0.1144%

純資産額

スクロールできます
1eMAXISSlim米国株式(S&P500) 5490.6
2eMAXISSlim全世界株式(オール・カントリー) 2359.3
3eMAXISSlim先進国株式インデックス 2321.52

リターン年率(6ヶ月)

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1 eMAXISSlim先進国リートインデックス 62.99%
2eMAXISSlim米国株式(S&P500) 51.26%
3eMAXISSlim先進国株式インデックス 48.31%

リターン年率(3年)

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1eMAXISSlim米国株式(S&P500) 17.02%
2eMAXISSlim先進国株式インデックス 14.89%
3eMAXISSlim全世界株式(除く日本) 13.88%

この1年はコロナ中の金融対策があったので利益率ば尋常なのはともかく、3年の平均年率を見てもS&P500の『17%,,,』は、恐ろしいですね

仮に今日から、 eMAXISSlim米国株式(S&P500) に毎月3万円のつみたてNISAを始めたとして、20年後に資産がいくらになっているかって?

eMAXISSlim米国株式(S&P500) に毎月3万円を20年積立たチャート

この図のように20年後には、6,000万近くになります!

この未来は、夢がありますね!

とはいえ、必ず20年間同じ金額を入金し続けることが出来る余裕を持った余剰資金で行いましょう
夢見すぎて、有り金一括で入れることだけはないように!夏枯れ相場ですしバブルが一旦はじける可能性もあります、なので限度額のあるつみたてNISAを推奨している意図も察知してもらえることを願います

分散範囲

  • 株式/債券/REITorバランス
  • 全世界/先進国or新興国/米国or日本など国別

一覧表から2つの視点で分散投資が可能ということが分かると思います

4つのポイントを比較してどのように感じられたでしょうか

かめさんの『積立NISA×インデックス』おすすめ銘柄2選

かめさん

自分で考えるからかめさんの意見いらないって?

いそえ

いらないわ。

かめさん

そんなこと言わずに、、、

4つのポイントを比較し考えてみるとやはり米国が強いの一言ですね

ただ、気を付けたいのはどんな国や企業も継続的にトップを走り続けることはまだ歴史が証明していません

また、アメリカがテロや戦争、今回のコロナのような予期せぬことは今後数十年単位を考えるとゼロとは言い切れません

それを踏まえて、

  • つみたてNISA一本なら『先進国or全世界』
  • IDeCoやETFなどほかの投資も組み合わせるなら『米国S&P500』

先進国か全世界かも悩みどころですが、法整備がと撮っていない新興国はアフリカ株価などを見ると現時点で株価が上がりにくい傾向にあります

そうなると、定期的に確認できる人は先進国が良いかもですね

よって、かめさんおすすめ銘柄の結論は
eMAXISSlim米国株式(S&P500)
eMAXISSlim先進国株式インデックス

比較的、どこのネット証券会社でも購入できるので安心してください!

まとめ

これまで『つみたてNISA×インデックス投資』においての銘柄選びをロジカルに選ぶ4つの視点をお話してきました

  • 運用手数料(信託報酬)
  • 純資産額
  • 分散地域
  • 運用利益(過去の実績)

いかがでしたか?

今回は、

eMAXISSlim米国株式(S&P500)
eMAXISSlim先進国株式インデックス

この二つを結論としておすすめしました

もちろんみなさんの考え方やその時の時勢により変化します、世の中が大きく変化しそうなときはそのタイミングで記事にしていければと考えています

この記事が少しでも参考になればと願っています

それでは今日も楽しくなるような選択をしていきましょう!

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